ベトナムのホワイトカラー人材紹介市場、4~6月の動向

世界11か国で人材紹介事業を展開する株式会社ジェイエイシーリクルートメント(東京都千代田区)は、2021年4~6月におけるベトナムのホワイトカラー人材紹介市場の動向を発表した。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)により採用を抑えていた反動もあり、アジア各国で求人が急回復した。一方、アジア各国で新型コロナウイルスの収束の兆しが見えず、下半期の転職市場の動向は不透明な状態となっている。

ベトナムの求人数は前年同期比+61%増、前期比+18%増となった。日本(日本企業の海外事業関連求人)は前年同期比+70%増、前期比+10%増だった。

ベトナム法人ダイレクターのレ・トゥイ・ジエウ・ウエン氏によると、ベトナムにおける企業の採用動向は、高度人材不足がビジネスの回復と成長に影響を与えているという。特に不動産、リテール、金融、IT、製造業は人手不足が深刻な業種で、これらの業界からの求人が増加し、求人数は前年同期比で+61%増加となった。

最近の企業の採用の動向として、出社・在宅を問わず仕事を遂行できる人材を求める傾向が高くなり、候補者にリモートワーク経験者を求めるほか、およそ6割の企業で適性を図るために採用時に面接だけでなく能力テストも行っている。

新型コロナ禍で変化する経済環境に対応するため、企業は従業員の給与テーブルを再構築し、基本給や手当などの固定費を抑える一方で、ボーナスの予算の割合を増加させている。これは、資格を持つハイスキル人材や上級管理職を維持するための適切な方法と判断している。

なお、半年以内に採用を増やす計画を立てている企業は、製造、建設、卸売、小売、貿易、輸送業などの業種。一方、新型コロナウイルスの感染拡大による影響で、多くの中小企業は業績改善の課題を抱えている状況だ。

求職者の動向について、転職希望者にとってこれまで転職先企業を選ぶ際の重要な基準は年収アップだったが、現在は会社の財務力、社風、将来の成長・昇進の可能性など、安定的に働き、自身のキャリアの成長を望む傾向が強くなっている。

求職者に対して行ったアンケートでは、約7割が「成長の機会がなくなったら会社を辞める」と回答した。企業は、社員の引き留め策を考慮し、給与や待遇を変えても従業員が仕事を持続していけるかどうかを考慮する必要がある。

 

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